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みんなはいくら貯めているの?貯金の平均金額

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こんにちは。

札幌のマネーバランスFP、傍楽FPクリニックの矢野です。

 

先日友人にこう聞かれました。

「みんないくら貯金しているの?」

「他の家と比べて、我が家は多いの?少ないの?」

 

そもそも、貯金の平均金額以上であれば安心とか、

平均以下であれば、ダメだとか・・・

我が家の家計と将来を考えたときに、

貯金の平均金額が、全く指標にはならないよ。

その理由とともに、こう応えました。

その理由は後ほど。

とは言え、気になる貯金の平均金額を

調べてみました。

 

貯金の平均金額

金融広報中央委員会による、

家計の金融行動に関する世論調査7(平成29年度)によると

 

全世帯での貯金の平均金額は、1,151万円で

中央値(集団の真ん中にくる数字)は380万円です。

年代別に見てみると

20歳代の貯蓄平均値は321万、中央値は77万

30歳代の貯蓄平均値は470万、中央値は200万

40歳代の貯蓄平均値は643万、中央値は220万

50歳代の貯蓄平均値は1113万、中央値は400万

60歳代の貯蓄平均値は1411万、中央値601万

参考までにこのようになってます。

 

平均値というのは、貯金0の人も含まれますし、

突出して資産が多い人も含まれます。

子育て世帯と単身世帯では状況も違いますし、

収入や支出の状況によっても貯金の金額は

さまざまです。

 

となりの芝生を覗いてみたくはなりますが、

平均値や中央値より多い少ないで判断するのは

意味がありません。

自分の家計の、今と将来に必要なお金が

今の貯金の金額と、これから貯金できる金額で

足りるのか?

足りないのであればいくら足りないのか?

自分の家計の現状を把握することが一番です。

 

基準は平均の貯金金額ではなく、自分のライフプラン

自分の家計の現状を知れば

将来足りない金額、ギャップが分かります。

ギャップをどう埋めるか?

基本的に、収入を上げる、支出を減らす、

資産の運用効率を上げる

この3つしか方法はありません。

収入を上げるためにどうするか?

支出を減らすためにどうするか?

資産の運用効率を上げるためにどうするか?

このどうするかがライフプランです。

 

貯金できたか?その金額が多いか少ないか?

自分のライフプランを基準に判断し、

見直していくことで、

貯金の平均金額といった情報に振り回される

こともなくなります。

 

平均、中流・・・数字の伴わない感覚的な

言葉に左右されることないように自分の

判断基準を持ちたいですね。

 

自分は中流階級であるという意識をもって

自分は普通の生活をこの先も続けられるだろうと

漠然と思っていても、

何年後かにその生活も続けられなくなる可能性も

あります。

経済環境や、社会保障、税など国の制度も

変わっていきますからね。

 

自分の望む生活をし続けられるよう、

今一度自分の家計の足元をしっかりと

確認しておきたいですね。

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