こんにちは。傍楽FPクリニックのブログへようこそ。
札幌のマネーバランスFPとして活動している矢野です。
教育資金について、これまで、セミナーや家庭教育学級の場で話してきました。
セミナーの内容は、主にこの2点です。
①実際に教育費はいくら必要か?
②教育費はどうやって準備していけばいいか?
子どもが、幼稚園、小中高と進学して、大学、専門学校に入ることを前提にお話しをします。
なぜなら、圧倒的に、このパターンが多いですし、このパターンを前提に教育資金を準備することを目的にしている人がほとんどだからです。
ちょっと質問です。
「教育資金って、何のために準備するのでしょう?」
セミナーの内容やスライドの構成を考えるときにいつも思うことです。
私は、「子どもの夢の実現を応援する」ためだと思うのです。
教育資金を準備するのは、多くの選択肢の中から、夢を実現するための通過点として、大学に進学を希望したときに、それを支援できるように親としてお金を準備しておくということです。
私は大した目的もなく大学進学したので偉そうには言えませんが・・・(笑)
お金がないから、進学はあきらめて・・・と、お金を理由に選択肢を狭めたくないという親心だと思うのです。
子どもに夢や明確な目的意識があれば、(大学進学が最終目的ではないので)たとえお金がなくて大学進学ができなくても、方法はあるし、それを考えて夢に向かって行動するはずです。
私は、親として教育資金を準備するのと同時に、子どもが、夢を持ち、夢を実現するために、あきらめずにやり抜く力を持てるよう応援することを心がけています。
過去20年と比べて、これからの20年は、日本は人口減少という世界で前例のない環境に向き合っていくわけです。人口知能の発達で、職業にしても、働き方にしても前例のない、経験したことのない変化が予想されます。
だからこそ、夢や目的を持ち、自分の頭で考えて、行動していくことが大事だと思うのです。
私はお客様とライフプランを作成するときや、一年たって、決算して検証、修正する際に、なんのためにするのか?」を確認します。
目的が明確だと、少々のことではくじけませんし、継続することで、実現できるからです。
子どもは一人一人違いますし、だからこそ子どもの将来は、あらゆる可能性が考えられます。大学進学も選択肢の一つですし、今の世の中、進学の可能性は高いと思います。
可能性を考えて、教育資金を準備することは大切なことです。準備するとなれば教育費の金額は大きいですし、急には用意できるものではありません。
いついくら必要かを明確にして、準備していくかを決めたら、実行するだけですね。