金銭教育

将来子どもがお金で困らないために・・・

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こんにちは。札幌のマネーバランスFPの矢野です。

つい先日、受講したセミナーで「第4次産業革命」についての話がありました。

何がどう変わるかというと・・・

・今後20年間で労働人口の49%は、AI・ロボットに置き換えられる

・現在の小学生以下の子どもの就く仕事の半分は、現在存在しない仕事になる

・消費者(ユーザー)としては便利になり、労働者としては変身転換を迫られる

などです。

人工知能(AI)、ロボット、IoT、Big Data活用、シェアリングエコノミ―・・・など

実際、メディアで取り上げられない日はないですよね。

お金についても、我々親世代が子どものことと比べると、明らかに「現金」を

見る機会は減っています。

電子マネー、デビットカードの普及、インターネット、モバイルバンキング、

クレジットカードの多用、自動受け取り、自動支払い・・・

現金を見ることなく、先に「もの」が手に入る時代です。

コツコツ貯金箱に貯めて、欲しいものがやっと手に入った~(^^)/という経験を

する機会が、親世代と比べて今の子ども達は圧倒的に少なくなっていますね。

実際、「欲しいものは何?」と聞かれて、欲しいものが「ない」子が増えている

と聞きます。すぐ手に入ってしまうのですね・・・

貯めて買うから、買って返すことが増えましたね。

これから子ども達はそのような、親も経験したことがない時代を、

これから生きていくわけです。

このような時代に、親は子どもに何が残せるのか?

将来子どもがお金で困らないために・・・お金を残しますか?

直線道路 写真

宝くじを当たって「幸せ」になったという話をあまり聞きません・・・

「お金」を子どもに残したからといって、幸せになれるとは限らないと思います。

お金は、夢や目標、望む人生を実現するための「手段」の一つです。

子どもが社会人になったときに、

手段をしてのお金をどう使うか、自ら考え、管理できる習慣や、思考が

子どもに身についている。

お金を残すより、これってすごい「資産」だと思いませんか!!

子どもは20歳になったから、「自立」できているわけではありません。

「経済的自立」「生活の自立」「精神的自立」・・・

誰しも親としては、子どもの自立を望んでいると思います。

「お金」そのものより、「経済的に自立」できる思考や習慣を

子どもに残したい、「資産」として身につけて欲しいですね~(^^)/

子ども写真①

じゃ・・・どうしたらいいのでしょうか?

まずは、親自ら「お金」について学んで、考えて、実際に管理していきましょう!!

正直、日本では金銭教育を受ける機会はなかったので、子どもといっしょに

学んで、実践していくのもいいですね。

なぜ薦めるかというと・・・

親の考え方、習慣は恐ろしいほど子どもに遺伝するからです( ゚Д゚)

子どもって、親(自分)に似ているな~と感じることありませんか?

顔はもちろん、ふとしたしぐさや、発する言葉、思考や習慣などなど・・・

思考や習慣は驚くほど似てきます。これは「お金」に関しても同様です。

こんなこと、思い当たることありませんか?

おこずかいがあちこちに散らばっていて管理できない・・・

ついつい欲しいものがあったら、衝動買いしてしまう・・・

不安はあるけどなんとかなるだろうと楽観視している・・・

家計簿はなかなか続かず、今月なににいくら使ったか分からない。

子どもに注意したいけど、自分もそうだとドキッとする。

一緒に学んだり、実際に使う姿を見せることって少々プレッシャーかも

しれませんが、自分のためにも、子どものためにもなると考えると

やる価値はありますよね。

ピギーちゃん3匹

二つ目の「じゃどうしたらいいのか?」は、

我が家の子どもたちで実験(笑)紹介しますね。

以前ブログにも書きましたので簡単に!

「おこずかい」と「お手伝い」を取り入れながら、楽しくお金の習慣を

自然に身につける実験です(笑)

最終の目的は・・・

夢や目標、望む人生を実現する手段として、お金をどう使うか、自ら考え実践して

管理できるようになることです。

「おこづかい」は定額制、報酬制、交渉制の3つのパターンがあります。

我が家では、お手伝いの内容、報酬額を決めて、1週間の働きに応じて

おこづかいを「給料」として支払います。

お手伝いで、ほんとうに助かった!ありがとう!という感謝の気持ちを

伝えながら、働く、稼ぐということを体感して欲しいと思っています。

支払った給料は、おこづかい帳に記入し、写真にある豚の貯金箱に入れます。

この貯金箱は4つの入り口と4つの取り出し口があります。

「使う」「貯める」「殖やす」「寄付する」です。

お金が手に入ったとき、そのお金をどう使うか?を考えて入れます。

今週ジュースを買うお金、いやいや欲しいものがあるから我慢して

貯めるにいれる・・・といった具合です。

一口が一つだと、考えませんからね(笑)

使ったらこづかい帳に記入し、いくら貯まっているのか?あといくらで

欲しいものが手に入るか管理する習慣も身に付きます。

「おこづかい」「お手伝い」をうまく活用すると、

お金の管理、働くことの大切さ、楽しさ、時間の管理や段取り、

生活力や人生経験(失敗も含め)などといった「資産」を

子どもに残すことに繋がるのではないでしょうか?

こんな期待をして、我が家では実験が進行中です(笑)

金融リテラシー写真

今や国、金融庁も、国民に向けて、「最低限身につけるべき

金融リテラシ―」、「金融ガイド」などを通じて経済的自立を促しています。

親も子どもも、将来お金に困らないために、お金に関する知識や

考え方、判断力、習慣を身につけて、望む人生を実現しましょう!!

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