先日私の知人から引っ越ししたと連絡がありました。その方は、引っ越すまでは札幌市内でマンションが並び、交通の便もよく買い物などもしやすい立地のマンションに住んでいました。引っ越した先は市外の田舎の一軒家です。見る人が見るとわざわざ便利がよいとは言えないところに引っ越して何がいいんだろうと思うかもしれませんが、知人の生活のゆたかさ、満足度は引っ越す前と比べると桁違いに上がっているようです。
札幌市内に住んで、子どもも成長し時間の経過とともに、都会より田舎、ビル群より自然が自分も家族も本質的に好きであることに気づき思いは強くなっていったそうです。ベランダでのプランターの家庭菜園から土のある一戸建てで家庭菜園をやりたいという想いも強くなっていったそうです。子どもDIYなど創作が大好きで、そのスペースも欲しい・・・価値観の変化とそれが何か把握されてきた結果なんだろうと思います。結果的に生活のコストは下がり、生活の満足度とゆたかさはUPしたそうです。
私自身、過去にニュージーランドで羊を飼育している農家にホームステイしたり、フィジーのガスも水道もない村にホームステイしたときに感じたのは、その人が持っているお金の量と、生活の質とその満足度、ゆたかさは決して比例するものではないと感じています。当然お金があると手に入れることができるモノやサービスが多くなります。自分を知り、自分の生活の満足度を上げるモノやサービスを選択できる。そしてそれを手に入れることができるお金を備えておくことがポイントになるのではないでしょうか。
まとめてみると・・・
①自分自身の価値観や本質的に喜ぶものを知っている。
→他人や企業がいいというものや、勧めるモノやサービスの情報に流されない。
→自分自身の経験や時代の変化と共に、自分自身の価値観などの変化に気づくことできる。
②自分の生活の満足度を上げるモノやサービスを知っている
→他人や企業がいいというものや、勧めるモノやサービスの情報に流されない。
→自分の価値観にあった選択肢を知っている。
→これまで時間をお金を、さまざまな体験や人との交流に使っている。
③自分の満足度を上げるモノやサービスを得るためのお金を備えることができる。
→今を将来も、必要なお金の量と満足度を上げるためのお金の量を知っている。
→インフレや制度の変更など環境の変化に対応し、お金を殖やしたり守ったりできる手段や管理の方法を知り実践している。
お金の使い方
ポイントは自分を知るということではないでしょうか。知ってそうで知らない・・・情報に流されてないつもりで実はかなり影響を受けている・・・私自身もそうです。そこに気づけて自分に向き合い、それに合った自分自身のためのお金の使い方ができるとこれまでよりも満足やゆたかさを感じられる生活があるのではないでしょうか?
自分自身のことも含め、知らないことも沢山あります。人に会ったり、旅行したり、社会活動に参加したり、、、そしてお金の使い方をはじめ、貯め方、殖やし方、守り方、譲り方などを学び、様々な経験を通じて自分自身の選択肢を増やしていくことも毎日の生活で意識して暮らしていきたいですね。