先日、PTAの研究大会で講演を聴く機会がありました。演者は、このお二人。
- 西田次郎氏 「読売テレビデレクターとして、ダウンタウンDXなど多くの人気お笑い番組を手掛ける」
- 藤村忠寿氏 「HTBテレビデレクターとして、水曜どうでしょうや数々のドラマも手掛ける」
PTAの大会ということもあり、テーマは「明日の学び~これからの歩み方」というややお堅めの内容でしたが、さすがのお二人!内容に縛られずめちゃくちゃ面白く会場は常に笑いにあふれていました。
「ダウンタウンDX」、「水曜どうでしょう」がどのように生まれて、人気番組になっていったか?テレビ業界やテレビ局の常識から完全に外れた2つの番組が電波に乗るまでのエピソードはなるほどそうだよね!と共感できるものばかりでした。ダウンタウンや大泉洋さんのエピソードもとて面白いものでした。
間違えましょう!失敗しましょう!
そんなお二人からのメッセージで何度も繰り返していたのは「間違えましょう!」「失敗しましょう!」ということ。
- 「間違いないように、失敗しないように意識しながらの毎日の生活の何が楽しいんですか?」
- 「みんながいいと言って、間違いないと賛成してくれることは、たいてい結果は面白くないし時代遅れになっていることが多い」
- 「与えられた役割を文句をいいながらもやっている方が楽なんですよね。間違えても自分に言い訳できるし」
- 「目標を立てて、その方向に定めた道を行くことは多くの人がやっていることだけど、これからはみんながいいと思っている道はその人にとって良くないかもしれない」
- 「私たちは間違えだらけ、失敗だらけ。むしろ他人と違うことを意識してきた」
- 「ダウンタウンや大泉洋の頭の中は、多くの人が考える落ちとは違うこと、裏切ること、間違いを探すことでフル回転している。だから面白い」
お二人とも、荒野に既にある「道」を歩いてきたわけではなく、何もない荒野を自由に歩いてきた結果だともおっしゃっていました。確かに何もない荒野を行くのは不安や恐怖もありますが、不安や恐怖よりも「楽しい」ということが勝っていたからだそうです。意識してではないけれど結果的に「楽しい」を選んできたから2つの番組ができたのでしょう。
楽しいを選択することって、頭を使うから結構疲れるから多くの人は、文句をいいながらも日々のルーチンワークだったり、役割に寄り掛かってしまう。自覚しているわけではないけれど、結局自分で選択している。
西田さんだからできるんですよ!藤村さんのようにはできないですよ!とよく言われるそうですが、そういった時点で選択を諦めているのかもしれないですね。
明日の学び~これからの歩み方
テーマは、「明日の学び、これからの歩み方」でした。そしたらどうしていけばいいのか?PTAということもあり、子どもの未来を考えたときの、子どもを取り巻く大人にできることの話にもなりました。
これからの時代は、AIや宇宙開発のように技術的な進化は目まぐるしいものがあります。きっと自分が想像を超えた未来があり、多様で挑戦的な未来になると思います。今「正解」と言われていることが10年後20年後に正解なのか?今「失敗」と言われていることが正しいと言われる時代になるかもしれません。自分も子どもも、「変だね」とか「ズレているね」と言われていることをやっていても、10年、20年後に才能として輝いている可能性があります。
お二人のメッセージとして、「応援しなくてもいいので、否定したり、排除したりしないでください」とおっしゃっていました。誰でもこれまで生きてきて身に付いた常識や固定観念があります。それは「過去」。大人はそこを基準に子ども達を枠に入れることは可能性を封印してしまうことにもなるのではないかと思います。
これは、子どもに限らず、自分にも言えるかもしれません。これまでの経験に基づく選択が、自分の将来の可能性を狭めていることもあります。お二人は常識や固定観念に縛られず、自分の中の「楽しい」を基準にやってこられていると感じました。それの結果が誰でもしっている2つの番組に繋がったことを考えると納得がいきます。
自分自身のこれから
マネーバランスの相談では、ライフプランを創ります。
- 最低限生きていけるという担保が欲しい。
- 万が一の時に備えたい。
- 子どものやりたいを応援するために教育費を準備したい。
- 理想の家に住みたい。
- 趣味に没頭できるお金と時間が欲しい。
- 年一回旅行に行きたい。
- 健康でありつづけたい。
- 人とのつながりを持ち続けたい。
自分の「○○したい」想いを数字にして、見えるようにしたものが計画で、その実現に向けて日々できることを実践していきます。計画とその実践は一つのやり方でとても有効な場合も多々あります。一方、縛られすぎると自分の可能性を狭めてしまうこともあります。社会環境は変わるし、生きていると自分の価値観も変わります。思いもかけないことも起こる可能性もあります。
ライフプランもマネーバランスの相談も一つの手段として上手に活用し、日々楽しみながら日々生活していきたいですね。