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もしもマネーバランスドクターが渋沢栄一の「論語と算盤」を読んだら

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新一万円札の顔になる話題の渋沢栄一さん。渋沢栄一さんの代表的な著書でもある「論語と算盤」を読んでみました。渋沢さん考えや行動の原動力は「国の繁栄」にあるのですが、「一個人が望む人生」の実現も本質では同じで、「なるほど~やっぱりね~!」ということが多かったです!今回はマネーバランスドクター目線で「論語と算盤」を読み解いてみました。

渋沢栄一さんはこんな人

江戸時代末期に農民(名主身分)から武士(幕臣)に取り立てられ、明治政府では大蔵少輔事務取扱となり、大蔵大輔、井上馨の下で財政政策を行った。退官後は実業家に転じ、第一国立銀行や理化学研究所、東京証券取引所といった多種多様な会社の設立、経営に関わり、二松學舍第3代舎長(現、二松学舎大学)を務めた他、商法講習所(現、一橋大学)、大倉商業学校(現、東京経済大学)の設立にも尽力し、それらの功績を元に「日本資本主義の父」と称される。また、論語を通じた経営哲学でも広く知られている。令和6年(2024年)より新紙幣一万円札の顔となる。(ウキペディアより)

 

「論語と算盤」一言でいうと

「論語と算盤」で渋沢さんが言いたいことを一言でいうなら,「国の繁栄のためには、道徳(論語)と利益追求(算盤)のバランスが大事である」ということでしょう!

渋沢さん:道理のあるものは必ず生産と一致し、仁義道徳と生産利殖は決して矛盾しない・・・

このようにおっしゃっています。

 

一個人の人生に置き換えると

マネーバランスドクターとして考えてみると、「自分が望む人生の実現には「どう生きたいか?」「生きるべきか?」という自分の「ありかた」人生設計(道徳)と、その実現のために必要な資金をどう準備するかという「資金計画」(算盤)のバランスが大事」と言い換えることもできると勝手に解釈しました(笑)国の繁栄にしても、一個人のゆたかな人生の実現にしても「本質」は同じだと思うのです。

 

 

今回「論語と算盤」から私、マネーバランスドクターの独断と偏見で一個人が望む人生を実現していくために「論語と算盤」から「役に立つ5つのポイント」を取り上げてみました。

  1. 一生の志を立てる「大きな志」「小さな志」=人生設計(ライフプラン)をつくる
  2. 正しい富の使い方「社会に善用する」=資金計画をつくる(お金の活かし方)
  3. よい習慣を身につける「自らの分を知って行動する」=振り返って修正する(家計決算)
  4. 本質を見る目を養う「修養は明瞭な判断力を育てる」=学び知識を身に着ける
  5. 成功と失敗「目の前の成功失敗と真の成功失敗」=自分の判断基準(人生設計)がある

1.一生の志を立てる「大きな志」「小さな志」

一生の志を立てる「大きな志」「小さな志」=人生設計(ライフプラン)をつくる

渋沢さん:「大きな志」とは、人生の建築の骨組みである。自分の頭を冷やし、そのあとに、自分の長所とするところ、短所とするところを細かく比較考察し、そのもっとも得意とするところに向かって志を定めるのがよい。「小さな志」は、大きな志の飾りである。一生涯を通じて、「大きな志」からはみ出さない範囲の中で工夫する。小さな志は常にうつりかわっていくものだが、「大きな志」との間で矛盾がないよう、両社は常に調和し、一致しなければならない。

一個人の人生に言い換えると・・・

自分のライフプランを作る。ライフプランは自分の望む人生を描いた地図とも言えます。渋沢さんのおっしゃる「大きな志」は自分の人生全体のこと、「小さな志」は望む人生の実現のために、「今年はどうしたいか?」「今月どうしたいか?」「今日どうしたいか?どうするか?」と言い換えることができます。ライフプランは「地図」です。目的地(望む人生)までの行き方が示されています。地図があれば今の場所もわかりますし、道筋を外れても迷っても戻ることができます。行き方(生き方)を変更することもできます。私は志のある人生がいいです。ライフプランなんてどうやって作ったらいいのか分からないという方はご相談くださいね。

2.正しい方法で富を得ること。正しい富の使い方「社会に善用する」

正しい富の使い方「社会に善用する」=資金計画をつくる(お金の活かし方)

渋沢さん:一個人の利益になる仕事よりも、多くの人や社会全体の利益になる仕事をすべきだ

渋沢さん:富を得る方法が道に適っているのか、道から外れているのか、そこが大切なところ。

渋沢さん:お金とは何物にも替え得るという点で物品の代表者である。お金がなかったらどれほど不便だろうか。貨幣制度があるおかげで、物の適正なねだんも決まり、売買も容易に行うことができるのだ。だからお金は貴ぶべきものだけれど、かといって貯めるだけではよくない。よく集めると同時によく散じていくべきものである。

一個人の人生に言い換えると・・・

人生設計(ライフプラン)を実現するために「必要なお金をどう得るか?」「どうお金を使うか?」「今あるお金をどう活かすか?」といった「資金計画」は欠かせません。「稼ぐ」「使う」「殖やす」「借りる」「守る」「譲る」いろいろなお金の活かし方をどうバランスをとっていくか。行き当たりばったりではうまくお金を活かせるとは思えません。「お金は天下の回りもの」とはよく言ったもので、渋沢さんも「よく集めると同時によく散じていくべき」「多くの人や社会全体の利益になる」とおっしゃています。お金に向き合ったときの自分の考え方(哲学)も含め、資金計画を作り実践することでゆたかな人生は実現していきたいですね。

3.よい習慣を身につける「自らの分を知って行動する」

よい習慣を身につける「自らの分を知って行動する」=振り返って修正する(家計決算)

渋沢さん:習慣はただ一人の身体だけに染みついているものではない。他人にも感染する。ややもすれば人は、他人の習慣を真似したがったりもする。この感染する力というのは、単によい習慣ばかりでなく、悪い習慣についても当てはまる。だから、大いに気をつけなければならない。

渋沢さん:「志」がいかに真面目で、良心的かつ思いやりにあふれていても、その「振舞い」が鈍くさかったり、わがまま勝手であれば、手の施しようがない。「志」が多少曲がっていたとしても、その振舞いが機敏で忠実、人から信用されるものであれば、その人は成功する。

一個人の人生に言い換えると・・・

「計画的にお金を使う習慣」か「無計画に買いたいときに買う」か、みなさんはどちらに近いですか?習慣とは「日常の決まりきった行いのこと。長い間そうすることによって、そうすることがあたかもきまりのようになったこと。」と言われています。習慣の積み重ね自体が自分の人生を作っていくと言っても言い過ぎではないと思います。私は幼稚園や小学校で、お母さん方に「子どもの金銭感覚の育て方」をテーマにお話しをする機会も多いのですが、子どもに教える以前に、「親自身の金銭感覚、お金に関する習慣を振り返ってください」とお伝えしています。渋沢さんもおっしゃっているように、習慣は子供や家族にも感染します。自分の人生のためだけではなく、子どものためにも「お金のいい習慣」を感染させたいですね。

4.本質を見る目を養う「修養は明瞭な判断力を育てる」

本質を見る目を養う「修養は明瞭な判断力を育てる」=学び知識を身に着ける

渋沢さん:修養は自分の良知を増し、霊光を発揚するものである。修養を積めば積むほど、善悪が明瞭になってくるから決断に際しても迷わなくなる。ゆえに修養は人の智を増すために必要なものなのだ。

一個人の人生に言い換えると・・・

人に教えてもらう。新聞や本を読む。セミナーを受講する。金融の知識に限らず、学んで知識を得ることは視野を広げ人生の幅を広げてくれます。「常識だから・・・」「みんなそうしているから」「怖いから、あやしいからやめておく」「情報に振り回される」誰しも経験や思い当たることがあると思います。最初は誰しもそうですが、「学ぶ」ことを選んだ人は、自分の望む人生の実現のためにその「情報」が必要か?有意義であるか?といった本質を見る目が養われ、判断力や選択する力を身に着けることができるようになります。自分の人生、学ぶか学ばないかは自分次第ですね。

5.成功と失敗「目の前の成功失敗と真の成功失敗」

成功と失敗「目の前の成功失敗と真の成功失敗」=自分の判断基準(人生設計)がある

渋沢さん:現代の人の多くは、ただ成功とか失敗とかいうことだけを眼中に置いて、それよりももっと大切な「天地の道理」を見ていない。彼らは物事の本質をイノチとせず、カスのような金銭や財宝を魂としてしまっている。人は、人としてなすべきことの達成を心がけ、自分の責任を果たして、それに満足していかなければならない。

渋沢さん:成功してもそれほど喜ぶことでもない。むしろ、成功そのものは残り粕のようなものであるという謙虚な気持ちを持つべきである。それよりも正しい道にそって生きてこられたことを誇りに思えばいい。

一個人の人生に言い換えると・・・

長い人生の中で、一回成功したから、一回失敗したから・・・それだけで一喜一憂しなくてもいいのです。「人生山あり谷あり」ともいうように、いいこともそうでないこともあります。「ゆたかな人生」「自分の望む人生の実現」のためには、人生計画(ライフプラン)と資金計画を作り、定期的に振り返る(家計決算)ことが欠かせません。なぜなら自分の今の姿が、ありたい自分であるか、その方向に向かっているか分かるからです。うまくいかないことがあっても、方向が間違っていないことが確認できれば大丈夫です。人生設計(ライフプラン)があれば目の前の成功失敗にとらわれることなく真の成功(ライフプランの実現)に向かっていくことができます。

まとめ

もしもマネーバランスドクターが渋沢栄一の「論語と算盤」を読んだら・・・これらの5つのポイントで、一個人の人生に置き換えてみました。人生設計(ライフプラン)と資金計画(マネープラン)のバランスをとり、ゆたかな生活を実現しませんか。物事の本質は時代や立場が変わっても普遍的なものだとつくづく思います。「論語と算盤」をまだ読んでいない方は、是非一度読んでみてくださいね。面白いですよ。

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