昔から良くも悪くも人間の思考は現実化すると言われています。「笑う門には福来る」「類は友を呼ぶ」「噂をすれば影がさす」「泣きっ面に蜂」「弱り目に祟り目」など古くからことわざでも教訓として伝わっていますね。
『自分の将来のライフプランを作る』『望む人生を具体的に計画にする』ことは思考を具体的にしたもので、夢の実現への第一歩だと思います。この後紹介する「新月に願い事を書くと夢が叶う」「思考は現実化する」ことは、「ライフプランを作る」ことと本質的な意味は同じ。教育費や住宅関連費用、老後の生活資金・・・将来に不安を感じる人は、ライフプラン作ることをお勧めします。既にある人は定期的に見直して夢や目標を確認することで実現しましょう!
新月に願い事を書くと夢が叶う
私は、毎月の新月に願いごとを書いています。新月に願い事を書くと夢が叶うと言われているのです。一見、非科学的に聞こえますが、新月に祈りを捧げるといった習慣は、人類の歴史の中でも相当古くから存在していたようです。
新月とは月が太陽側に位置した時、この時地球への引力は月の引力に太陽の引力が加わり強くなります。満月は月が地球から見て太陽の反対側に位置した時、
この時地球への引力は新月の時より弱くなります。古代の人々の知恵と現代の科学により、月の満ち欠けが地球上の生き物に与える影響がだんだん分かってきました。
家庭菜園が趣味の私は、月が植物に与える影響についても調べ、種を植える時期や苗を畑に定植する時期を決めています。種蒔きは満月の5日前から満月の前日までにすると、発根してから芽(子葉)が出てきます。これは上弦の月から満月にかけて樹液が幹や枝部分に上昇するためと考えられます。そのため先に根が出て根量が増えて養分を吸う条件が早く整い丈夫な苗に育つと言われています。新月に種を蒔くと発根が遅れて芽(子葉)が早く伸びてしまい、徒長と言われる状態になりやすく発根量は少なくなります。
人体や動物も月の満ち欠けに多分に影響を受けていますね。海の生物は必ず決まった満月の夜に産卵をしたり、人間も出産が多くなったり、体調や精神の波があったり。それは人間の体の80%が水分で出来ているため、月の引力によって引き起こされる潮の満ち引きのように影響を受けていると言われています。
「新月に・・・」というタイミングについては非科学的に感じますが、私は新月であろうがなかろうが「願いを書く」行為そのものが「叶う」ことに繋がっていると思うのです。それを新月に書けば叶うという「信じる」心が後押ししているように思うのです。
ナポレオン・ヒルの著書「思考は現実化する」はその考えを後押ししてくれるものでした。
思考は現実化する
私は、基本的に運命や占いなどはあまり気にしない人間です。目に見えないものの大切さは経験的に十分理解しているので否定はしません。ただ私の思考パターンとして物事が「腑に落ちる」ためにはある程度の合理性を必要としています。
「新月に願い事を書くと叶う」ということも、にわかに信じることができそうにないですが、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」を読むと「願いが叶う」というメカニズムの本質を知り、そこには合理性があることに納得できました。
ふと中学時代の苦い思い出が頭をよぎります・・・私はバレー部だったのですが、ほんとに小心者で「スパイク決まらなかったらどうしよう」とか「サーブ失敗したらどうしよう」「この大事な場面でミスしたらどうしよう」なんて考えが試合中頭をよぎるんです。そんな時は大抵その通りになって自己嫌悪に陥ってたことを思い出しました。
ナポレオン・ヒルさんは「すべての思考は、それを現実化する力を持っている」と言い、「失敗するかもしれないという不安はそれだけで失敗の原因にもなり得るし、負けるかもしれないという不安は敗北を誘引する」とも言っています。中学時代のバレーボールの試合のミスは自分の思考が現実化してしまった可能性はありますね。もっと早く知りたかった(笑)
日本FP協会「くらしとお金に関する調査」では、「人生100年時代を迎えるにあたって不安を感じること」の問いに対して、40代の7割が老後の生活設計に不安を感じると答えています。「年金だけでは生活費が足りず、退職金を取り崩し貯金が底をついたらどうしよう」と不安なままでいるか、将来の見通しを立て、準備していけば「老後も楽しく生活できるぞ!」と思って日々過ごすか、選ぶのは自分です。思考が現実化するのであれば後者を選びたいですね。
実際、根拠なく今も将来も「なんとかなる」「ハッピーライフが待っている」と心の底から思える人は少ないと思います。「新月に願い事を書く」「より具体的に思考する」ことは、望む人生を実現するための「ライフプラン(人生設計)」と意味合いはとても良く似ています。
ライフプランで夢を実現しよう
一人一人の人生には、さまざまなライフイベントがあります。それぞれのライフイベントをいつ迎えるか、どのくらいのお金がかかるのか具体的にしたものがライフプランです。更に一人一人の夢や希望、どのような人生を送りたいのか、そんな「思い」を具体的にして作るのがライフプランです。
私自身がライフプランを作ったのが、13年前。サラリーマンで子どもが一人でした。今はマネーバランスドクターとして開業して3年、子どもが3人。ライフプランも大きく変更です(笑)一度ライフプランを作っても、社会環境や家庭環境などさまざまな環境の変化があます。それによって望む人生の姿も変化し、ライフプランも変わっていきます。
ライフプランを作ったり、見直したり、変更したりすることは、常にその時々で「自分が将来どうなりたいか」を確認することです。この「思考」という行為そのものが自分を夢の実現に近づけていくのだと思います。
ライフプランをたてると、自ずとどのような準備が必要か具体的に分かるようになり、ライフプランと現状のギャップがわかり修正することができます。毎月家計簿を確認して目指す方向とのズレやブレを確認することは、毎月の新月に願いを書くのと本質的に同じことだと思うのです。
「不安」や「うまくいかない」をそのまま放置しておくことは逆にそのネガティブな「思考」が現実化することにもなるのです。不安のまま何もしないと良い方向に行くとはとても思えないですね。
人生100年時代、年金問題が騒がれています。教育費や住宅関連費用、老後の生活資金など、将来に不安を感じる人は、ライフプラン作ることをお勧めします。ライフプランというツールを使って、具体的に思考することが自分の望む人生を実現する第一歩です。既にライフプランのある人は定期的に見直したり、修正したり、変更したりしながら常に「思考」し、夢や目標を実現しましょう!!
金融庁「基礎から学べる金融ガイド」より
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