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お金や契約について「知ること」は「守ること」

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先日、高校生と、高校生のお子様がいるお母さんに向けてお話をしてきました。内容は2022年4月の民法改正に伴う成人年齢18歳へ引き下げで「変わること」「変わらないこと」です。そして変化に伴って生じる消費者トラブルや金融犯罪について知っておくことで、自分や家族を守ることを目的に開催しました。

まず、大きく変わるのは「親の同意がなくても契約できること」です。では、何が問題になるのでしょうか?それは「未成人者取消権が行使できないこと」でし。つまり親に言ってなかったから、なかったことにしてください!が通用しなくなるということです。

消費者トラブルについて調べてみると、社会経験の浅い10代後半から20代が多いことが報告されています。成人年齢引き下げに関わらず、そもそも「契約」「お金」に関することを知ることが、自分の身を守ることになり、親としても知っておく必要性は高いのです。

講座では、消費者トラブルの事例をいくつかとりあげ、トラブルになる前にできることを高校生やお母さんに考えてもらいました。10代、20代で多い消費者トラブル、ベスト10は以下のとおりです。

  1. 副業・情報商材やマルチなどの"もうけ話"トラブル
  2. エステや美容医療などの"美容関連"トラブル
  3. 健康食品や化粧品などの"定期購入"トラブル
  4. 誇大な広告や知り合った相手からの勧誘など"SNSきっかけ"トラブル
  5. 出会い系サイトやマッチングアプリの"出会い系"トラブル
  6. デート商法などの"異性・恋愛関連"トラブル
  7. 就活商法やオーディション商法などの"仕事関連"トラブル
  8. 賃貸住宅や電力の契約など"新生活関連"トラブル
  9. 消費者金融からの借り入れやクレジットカードなどの"借金・クレカ"トラブル
  10. スマホやネット回線などの"通信契約"トラブル

事例 通信販売でいつの間にか定期購入に契約が変更され高額の請求がされるケース

事例 大学生が友人からのもうけ話に乗って多額の借金を背負ったケース

事例 脱毛エステで、広告を見て訪問、広告とは違う高額のコースを勧められ契約してしまったケース

事例は他にもたくさんあり、挙げるときりがありません・・・トラブルで済めばいいですが、中には気が付いたらオレオレ詐欺の受け子になっていたケースなど犯罪に巻き込まれるケースもあります。何も知らないより、このような事例があることを知っておくだけで「守ること」につながります。

お金や契約について「知ること」は大切な財産を守ること。自分の消費者力を知るためにも以下の項目をチェックしてみてくださいね。ちなみに答えは全て×です(笑)

  • 口約束の段階なら契約は成立していない。
  • 商品引き渡し前なら正当な理由がなくても契約はやめれれる。
  • クーリング・オフの手続きは、早くした方が良いので、電話でする。
  • クーリング・オフのハガキは、期間内に相手に届かなければ無効だ。
  • 通信販売で購入した商品はクーリング・オフできる。

事前にトラブルを回避できればいいのですが、もし消費者トラブルに巻き込まれた場合や困ったことが起きてしまった場合の対処法や、相談窓口を知っておくことも大事です。クーリングオフについて知ったり、消費者ホットライン「188(いやや)!」や、事例が多くアドバイスをくれる消費者センターへ相談することなど困ったとき、おかしいなと思ったときにはしっかり相談ができるところを知っておくことも大切ですね。

お金や契約について「知ること」は「守ること」です。いくつになっても知らないことは沢山ありますね~。2023年もスタートしたばかり、「知っている」ことを一つでも増やして自分の人生をゆたかでしあわせに繋がる年にしていきたいですね!

 

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