私は歯の治療が好きではありませんが、半年に一回、定期的に通っています。歯や歯茎のの状態のチェックとメンテナンスを行っています。自費で一回8000円くらいかかりますが、一生涯を通して考えると結局「安上り」だと思っています。
以前は、虫歯かな~と思っても、痛くないので見て見ぬふりをして、痛くなって歯医者に行くといったパターンでしたが、結局、神経をとったり、少しのかぶせだけでは済まず、大きなかぶせになりコストもかかったり・・・最後は歯を失ってインプラントになったり・・・すごい出費を経験しました。
それからは定期的にメンテナンスに通うようになりました。歯を治療するために歯医者に通うのではなく、虫歯にならないように、元気な歯を生涯維持するために歯医者に通っています。
年代別一人当たりの医療費
歯の治療だけではなく、身体の健康とお金の関係を見て見ると、50代で2万円/月。60代で3万円/月です。これは実質かかった医療費ですので、実際に支払う自己負担は、3割となります。しかしながら、病院と薬代で、60代で毎月1万円近く支払うとなるとバカにできません。楽しいことに毎月1万円使えるのと、楽しさを伴わない1万円という支出であれば、できることなら楽しいことに使いたいですよね。
*年齢階級別1人当たり医療費(令和元年度)(医療保険制度分)厚生労働省
予防という名の「投資」
60代で月1万円の医療費の支出を減らすため、また支出が発生しないための日ごろの予防という名の「投資」は何ができるのでしょうか?
日ごろお客様と相談をしていると、支出を減らす必要がある人や、そんな時期もあります。そんな時「食費を削る」という選択をとろうとする方もいらっしゃいますが、日々の食は身体を創るものです。極端な話、食費が減ったからといって、カップラーメンばかりの食事だと、結果的に身体が壊れて、医療費を多く支払うことになることは予想できます(^^)
日々、少々コストはかかっても、よいものを食べるという習慣は、将来の健康と医療費のコスト削減にもつながるのではないでしょうか?
運動もそうですね。私は基本身体を動かすのが好きなので、今年はよくジョギングしています。ジョギング、低山への軽い登山、ヨガ、水泳などを定期的にいろいろ組み合わせながら行っています。もし運動していなかったら・・・今どうなっているのか?それは比較のしようがありませんが、50歳を目の前に医療費が一切かかっていないのはその効果かもしれません。
運動は人によって好き嫌いあるかと思いますが、身体だけでなく心の健康にも効果はあると思います。頭ばかり使いがちな現代人にはむしろ必要かもしれません。自分にあった身体を動かす方法を見つけてみではいかがでしょうか。
ジョギングや登山はお金がかかりませんが、時間がかかります。私は今と将来のために、時間を「投資」しています。ヨガや水泳も時間は調整する必要がありますが、コストは知れています。楽しいから身体を動かしてるというのが一番の理由ですが、紐解いていくとその予防という効果は大きいと実感しています。
家計管理、資産管理、リスク管理も予防という名の「投資」
身体の健康だけではなく、家計とお金の健康に対して、日ごろ家計管理、資産管理、家庭のリスク管理を定期的にメンテナンスすることは、人生における「投資」ではないかなと思っています。家計が健康であれば、身体も心の健康にもつながります。
自分が思い描く将来の姿を、ライフプランというカタチで見える化して、その計画どおりにすすんでいるか定期的にチェックしていく。ギャップがあれば修正、調整していく。ピンチになってから対策をとると時間もコストも、身体や心に及ぼす影響もむしろ大きくなると思います。
歯にしても、身体や心にしても、家計や人生も、予防という名の「投資」を日々していくことは、誰でもできます。やるかやらないかの「選択」をするかどうかだけですね。予防の効果は、決して派手ではなく、すごい効果を実感するということはないのですが、10年20年30年後に振り返ったときに、「あ~やっててよかった~(^^♪」としみじみ「予防」の効果を感じることができるよう毎日楽しく生活したいですね。