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生活経営者としてドラッカーを読んでみる。

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先月友人に誘われて参加した「ドラッカーの読書会」。同じ本を読んで「どうしてそんな発想になるの?」「自分じゃそんなとらえ方はしないな~」という感じ。参加者の立場や価値観によって発想や意見が違い、その面白さと刺激に今月も参加することにしました。

「ドラッカー」とは、200万部を超える大ベストセラーにもなった通称「*もしドラ」でご存知の方もいると思います。P.F.ドラッカーは経営思想家で著書は多くの経営者に読まれています。*『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

「経営者じゃないから関係ない」と思われる方もいると思いますが、高校野球の女子マネージャーのように、自分の状況に照らしで読み解くと多くの気付きが得られます。

 

誰もが自分の人生や生活の経営者

ドラッカーの言葉に「知識の時代においては一人ひとりがエグゼクティブである。」があります。 エグゼクティブとは企業などの上級管理職、幹部、重役のことですが、ドラッカーの言うように、今のこの時代「経営」を本質的にとらえると、誰もが「生活経営者」ではないでしょうか。言い換えると、自分の生活や人生に経営の考えを取り入れることで、望む人生を実現できる可能性はより高まると思うのです。

・自分と家族も含めた生活をより「ゆたか」なものにする。
・自分と家族の望む人生を実現する。

そのための日々の積み重ねはまさに経営であり、マネーバランスの考えややり方は生活経営を具現化したものと言えます。

今回の「ドラッカーの読書会」では、「経営者の条件」(ダイヤモンド社)の6章「意思決定とは何か?」を取り上げます。立場も価値観もさまざまな参加者が自由に感想や経験、具体的に実践していきたいことなどを発言し、意見交換します。

マネーバランスドクターから見た「意思決定とは何か?」、「生活経営」の切り口から、どう読み取れるか?読み解いてみました。

「意思決定とは何か?」

○何のために意思決定するの?「成果を上げるために意思決定を行う」byドラッガー

毎日生活する中で、「お金の不安なくゆとりある生活をしたい」「家を建てたい」「子供の教育費を準備したい」など、夢や目標があると思います。夢や目標をかなえるために決めたこと、そして日ごろ実践していることはありますか?それが意思決定です。目標を達成するためです。

○意思決定とは何か?「意思決定とは判断である。いくつかの選択肢からの選択である。」byドラッガー

マネーバランスドクターなど専門家に相談する。相談の中でライフプランを作る。ライフプランの実現のために予算を決めて家計簿などで管理する・・・これらを選択し、やろうと決めることが意思決定です。自分でできることはやり、できないことは専門家と相談しながらできるようになっていく。相談されている方はすでに意思決定して、実践中です!

意思決定の5つのステップ!

①問題の種類を知る。「問題」ってなんでしょう?

ライフプランの作成で、夢や目標、解決したい悩み、不安を確認していきます。その目指す姿と現状の差(ギャップ)が問題です。家を買いたいけれどローンの返済と教育費のアップでこのままではローンを払い続けることができないことが判明したなどです。問題には基本的な問題や例外的、特殊な問題があるとのことですが、生活経営でも多くは基本的な問題のようです。日々の生活の積み重ねの中での修正で解決につながるものが多いのではないでしょうか。

②必要条件を知る。「決定の目的は何か?達成すべき目的は何か?それらを満足させるべき必要条件を明らかにする」byドラッガー

ライフプランを作成し、そのプランの達成のために何が必要か?それが必要条件です。現状のままだと70歳で貯金がなくなると分かれば、今から「収入を増やす」「支出を減らす」「資産の運用効率を上げる」が必要条件で、そのために様々な金融商品、国や企業の制度、家計の管理などから一人ひとりに合ったものを活用する。そうやって選択されたものも必要条件です。

③何が正しいか知る「あの人が言っているから、みんなしているからではない」

必要条件は一人ひとり違います。自分にとって必要なものは、自分の夢や目標を達成するためのもの。そこに正しさがあると信じて意思決定するということです。今の時代情報があふれていますからね。何が正しいかライフプランのような基準がないと自分にとって何が正しいか迷うのは当然です。

④行動に変える「決定は最初の段階から行動への取り組みをその組み込んでおかなければ成果は上がらない」byドラッガー

ライフプランを作って、具体的に予算も決めても、外食を今月は4回から2回に減らすといった具体的にやることを決めないと「こうしたい」だけで終わってしまいます。意思決定の中に具体的にどうするか「行動」を組み込むことで成果は得られます。

⑤フィードバックを行う「決定の基礎となった家庭を現実に照らして継続的に検証していくために、決定そのものの中にフィードバックを講じておかなければならない」byドラッガー

ライフプランを作って必要条件をしり行動しても、その意思決定自体が100%正解で目標を達成できるものではありません。絶対ではないので思うような結果がでないこともあるでしょうし、自分以外の環境変化によっても自らの意思決定を変更が必要になる場合もあります。そんな前提でフィードバックを行うことを決めておくことも大切です。マネーバランスでは「家計決算」することを決めており、一定の期間で家計を見直します。

◎まとめ

マネーバランスでは、一人ひとりの夢や目標のために、意思決定の5つのステップがしっかり組み込まれています。一人ひとりが家計の、生活の経営者として成果を出せるような仕組みが、「ドラッガーの経営者の条件」の中の「意思決定とは何か?」で照らし合わせても無駄のないプロセスとして組まれていることがわかります。

ゆたかでゆとりある生活を経営し続けるために

「経営」と言われると難しく考えてしまいがちですが、会社経営も、生活することも「経営」の本質は同じです。敬遠していた経営書やビジネスの本も、自分の生活に置き換えて読み解くと生活経営のヒントが得られて面白いかもしれませんね。

ゆたかでゆとりある生活を経営するための「意思決定について」書きました。ドラッガーも著書の中で言っていますが、決定が「正しいもの」「間違っているもの」の選択であることは稀です。意思決定に「絶対」はないですね。大企業の経営者でも意思決定を誤ることもありますし、常に経営が順風満帆な会社もありません。その時々で修正しながら意思決定を行い目的に向かっています。

生活経営も同じではないでしょうか。こうしよう!と決めて、行動する。振り返って修正しながらコツコツゆたかでゆとりある生活に近づいていくのだと思います。その過程も楽しみながら自分の生活を経営していきたいですね。

 

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